群馬県立小児医療センター
 
診療科等紹介
-  形成外科
1.受診される方へ
 形成外科は、先天性および後天性の身体外表の形および色の変化を治療の対象としています。
 対象となる疾患は(3)対象疾患に示しますが、手術をはじめレーザー治療などの様々な治療法を行っています。
 小児では、手術を行う場合、全身麻酔が必要となることが多く、入院(通常3日以上)が必要となります。手術によっては、日帰りによる全身麻酔下手術で行っていることが当院の特徴です。
 診療内容等
(1) 外来診療 (再診)
月曜日午後1:00〜4:30
木曜日午後2:00〜4:30
(初診)
月曜日午前9:00〜10:00
木曜日午前9:00〜10:00)
(2) 手術 入院全身麻酔手術、日帰りによる全身麻酔下手術 水曜日、金曜日
局所麻酔手術 金曜日
(3) レーザー治療 月曜日の午前
(外来診察時に行うこともあります。)
(4) 言語診察 月曜日及び水曜日
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2.スタッフ紹介
 平成7年度より形成外科が常勤化され、平成17年度より二人体制になりました。
部長 浜島 昭人
資格 日本形成外科学会専門医
参加学会 日本形成外科学会、日本美容外科学会、日本頭蓋顎顔面外科学会、日本口蓋裂学会、日本小児外科学会、日本外科学会
医師 片桐 彩
参加学会 日本形成外科学会、日本口蓋裂学会
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3.対象疾患
 診療の対象となる異常及び疾患
(1)顔面の先天異常 口唇裂・口蓋裂
  耳介の異常 副耳、埋没耳、小耳症、耳瘻孔など
  眼瞼の異常 眼瞼下垂、睫毛内反など
  鼻部の異常  
  口唇・舌の異常 上口唇小帯短縮症、巨口症、小口症、舌小帯短縮症など
(2)手・足の先天異常、外傷 多指(趾)症、合指(趾)症、爪の異常(巻き爪)など
(3)その他の先天異常  
  胸部の異常 漏斗胸、鳩胸など
  乳房の異常 副乳など
  腹部の異常 臍ヘルニアなど
  会陰部の異常 尿道下裂、包茎、陰唇癒着症、腟欠損など
(4)母斑(あざ)、血管腫(赤あざ)、皮膚腫瘍  
(5)瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド 外傷・熱傷・手術後の傷跡など
(6)顔面の外傷、顔面骨骨折  
(7)熱傷(やけど)  
(8)皮膚潰瘍、褥創  
(9)その他:腋臭症(わきが)など  
 小児では、手術を行う場合、全身麻酔が必要となることが多く、入院(通常3日以上)が必要となります。
 手術によっては、日帰りによる全身麻酔下手術で行っていることが当院の特徴です。
4.主な治療
◆漏斗胸の治療◆
 平成11年夏からは、漏斗胸に対する新しい治療法であるNuss法を行っています。
 これは、彎曲したステンレス製のバーを胸腔内に入れて反転し、陥凹した胸骨を挙上するものです(図1)。
 小児外科、麻酔科、循環器科、リハビリテーション科、看護師と共同してチームアプローチによる治療を行ない、平成20年度末までにNuss法を71例に施行しました。
(図1)
◆血管腫に対するレーザー治療◆ 
 平成14年より、ダイレーザー(色素レーザー)による血管腫(赤あざ)の治療を施行しています(図2)。  レーザー治療では、瘢痕(きずあと)や副作用を残すことなく血管腫を治療することが可能で、保険診療で認められている治療法です。
 単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症が保険適応疾患です。レーザー治療では、くり返し治療を必要とする場合があります。また、生後早期よりレーザー治療を行った方が効果的であると言われています。当院のレーザー装置は愛県債により導入されたものです。
(図2)

◆言語療法士による言語の診察◆
 平成8年より言語療法士による言語の診察を行っています。これは、一般的な言語の異常(発音がおかしい、言葉が遅れている、など)や、口唇口蓋裂に伴う言語の異常の診察を行うものです。
 平成16年6月からはリハビリテーション科において言語の診察を行うようになり、現在は毎週月・水曜日に診察を行っています。

5.業務実績
 平成9年より、日本形成外科学会教育関連施設として認定されています。

 平成20年度の新患患者数は427人、再診患者数は4,883人でした。
 手術件数は1,171件で、全身麻酔203件(入院116件、日帰りによる全身麻酔下手術87件)、局所麻酔968件(レーザー治療を含む)であり、総数で前年比114%と増加しています。
           <手術内容>
顔面の外傷 16 件
唇裂・口蓋裂 22 件
手、足の先天異常、外傷 24 件
その他の先天異常 98 件
母斑、血管腫、良性腫瘍 61 件
悪性腫瘍及びそれに関する再建 1 件
瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド 11 件
褥瘡、難治性潰瘍 1 件
その他(レーザー治療を含む) 937 件
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