群馬県立小児医療センター
 
部門紹介
看護部 | 薬剤部 | 母子保健室
技術部: 検査課 | 放射線課 | 栄養調理課 | リハビリテーション課
-  技術部 検査課
1.検査課の仕事

検体検査

生理機能検査

 ・血液、血清
 
・細菌
 
・病理
 
・尿、便、髄液、その他
 ・脳波
 ・心臓機能
 ・聴覚誘発反応検査(ABR)など
  臨床検査業務向上のため、検査データを統計学的に利用させていただく場合があります。その場合、数値のみを扱うので、個人が特定されることはありません。なお、お問い合わせは、検査課(内線629)までお願いします。
(例)現在、臨床検査における基準範囲を設定することに際して、検査データを利用させていただいております。

2.検体検査

(1) 臨床化学検査
 臨床化学検査では、血液や尿に含まれる成分を分析します。

・酵素(AST、ALTなど)、脂質(TG、T−choなど)、電解質(Na、K、Clなど)、蛋白(TP、Albなど)を定量測定することにより、各臓器の機能を調べます。
・抗てんかん薬、抗けいれん薬、免疫抑制剤などの測定も行っています。
・血液ガスは、血液の酸性度や酸素量等を測り、全身状態のチェックをします。

採血容器
 赤ちゃんや子供たちからの採血は難しく、検体も多くはとれないため、わずかな血液から大事な情報を見つけています。

(2) 免疫血清検査
 免疫血清検査は、主にウイルスなどの感染症とアレルギーの検査を行っています。

・ウイルスなどの感染症検査
 B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズなどの抗体検査ができます。
・アレルギー検査
 各アレルゲンに特異的な抗体を血清で測定します。
 様々なものがアレルギーの原因となり、じんましん、ぜんそく、花粉症などを引き起こします。
        アレルゲンの種類

食物 卵、牛乳、大豆、ソバ、小麦など
植物 スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど
吸入性 ダニ、カビ、動物の皮屑など

(3) 輸血検査
 輸血が必要と思われるときや、妊婦の検診時(不規則抗体検査)などの際に行われます。

・血液型検査には、ABO式やRH式などがあります。
・交差適合試験(クロスマッチ)
 患者さんの血液と輸血する血液を混ぜ合わせ、適合するかどうか調べます。
・不規則抗体検査
 妊娠や輸血により、ABO式以外の抗体を持っている場合があります。
 事前に検査しておくことにより、母児間血液型不適合の有無の目安になります。
・交換輸血
 血液型不適合による溶血性疾患や高ビリルビン血症などの新生児に行います。

赤血球の補充(MAP) 凝固因子の補充(FFP) 血小板の補充(PC)
 検査室では、これらの血液製剤(赤血球製剤、血漿製剤、血小板製剤)を管理しています。
 また、移植片対宿主病(GVHD)を防ぐため、製剤使用前に放射線の照射も行っています。

(4) 血液検査
 血液成分の量と質を調べます。

・白血球、赤血球、血小板の数(血算)や形態(血液像)を観察し、貧血や炎症の有無を調べます。
・白血病等造血器疾患の診断や、悪性腫瘍の骨髄転移の有無、既知の血液疾患の治療効果を判定する時に骨髄検査を行います。
・凝固検査や出血時間を測定し、血液の固まり具合や出血傾向を調べます。
・免疫機能をみるために、白血球の表面抗原を測定しています。

(5) 血液腫瘍科検査
 検査課では、安全な自家造血幹細胞移植のための検査を行っています。

・自家造血幹細胞移植
 患者さん自身の造血幹細胞を用いて移植する方法です。
・造血幹細胞
 通常は、骨髄の中にあり、白血球、赤血球、血小板の血液細胞を作る大元の細胞です。
・造血幹細胞保存
 化学療法により、骨髄や末梢血の腫瘍細胞が消失し、正常な血液細胞が回復した状態のときに患者さん自身の造血幹細胞を採取して凍結保存しておきます。
・造血幹細胞数の測定
 安全な自家造血幹細胞移植を行うための造血幹細胞が体重あたりの必要量に達しているか測定します。
・コロニーアッセイ
 造血幹細胞を培養し、細胞がどのくらいできるか増殖能を調べます。
 細胞が多くできるほど造血能の回復が早くなります。

(6) 細菌検査
・血液や便などを培養し、発熱や下痢などの原因菌を調べます。
・その菌にどんな薬が効くのか(薬剤感受性)を調べます。
・ウイルス検査(インフルエンザ、ロタ、RS、アデノなど)は専用のキットがあり、およそ30分以内で検査結果が判明します。

(7) 病理検査
・術中迅速診断
 手術中に切除範囲を決定する場合又は提出された組織の悪性の有無、転移の有無を判定する際、迅速に検査を行います。
・病理組織の診断
 切除された組織をホルマリンで固定した後、標本を作製し、顕微鏡で観察します。
・細胞診
 体液中(胸腹水、髄液など)の細胞を染色し、悪性細胞の有無を判断します。
・病理解剖
 死因及び疾病の本態究明、治療効果について検討することにより、今後の医療に役立てています。

(8) 一般検査
・検尿
 蛋白や糖の量を判定し、沈渣成分を顕微鏡で観察します。
 腎・尿路系の疾患や諸器官の病態把握ができます。
・便
 消化管からの出血の有無や寄生虫の検査をします。
・髄液
 細胞数や蛋白量などを測定します。
 脳炎や神経疾患の病態把握ができます。
・その他
 胸水、腹水などの穿刺液の検査もしています。

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3.生理機能検査
生理検査室

(1) 脳波検査
・脳の状態を測定する検査です。
・てんかんの疑いやけいれん、意識障害などがある場合に行います。

(2) 心電図検査
・心臓の働きを調べる検査です。
・不整脈の有無、心筋障害などの診断、疾患の経過及び治療の判定に使用します。

(3) 心エコー検査
・心臓の動き、形態を調べる検査です。

(4) ホルター心電図検査
・心臓の働きを24時間通して通して調べる検査です。
・日常生活での不整脈の有無を調べます。

(5) 聴力検査
・ABR、MASTER等ヘッドホンからの刺激音によって脳の反応をみる「耳の聞こえ」の検査です。

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